こんにちは!
オンライン国語教室・小論文オトモの山田です。
前回ブログでもお話したとおり、現在満席のため生徒募集を一旦停止しております。
今年に入ってからは、せっかくお問い合わせをしていただいているのにお断りをしてしまうことも増えてきてしまい、
この状況をなんとかせねば・・と頭をひねっているところです。
ということで、今日は
今後の事業拡大に向けた計画をまとめていきます!
(学習応援ブログはお休みです)
ほぼ自分向けのメモのようなものではありますが、
・オンラインで事業を始めたい方
・オンライン教育に興味がある方
・オンラインで国語を教えたい、教わりたい方
・オトモの今後に興味がある方!
の参考になれたら幸いです。
オトモのこれまで〜現状の課題
オトモは、新型コロナウイルスが流行するちょうど少し前2020年2月にサイトを開設しました。
はじめは、東京→田舎への移住をきっかけに
「土地に縛られず授業ができる教室を作りたい!」という思いから、私ひとりで立ち上げたものでした。
初期のサイトはこんな感じ。



素人の私が作成したので、変な位置に余白があったり、猫の画像が多用されていたり笑。
とりあえず体裁を整えただけの簡素なものでした。
その後、全国一斉休校を伴う緊急事態宣言によりオンライン教育が注目されたのをきっかけに少しずつ生徒さんが増え始め、
サイトもプロに頼んでリニューアル。2020年8月頃から、本格的に始動し始めました。
サイトリニューアルをきっかけに、一気にお問い合わせが増えて(サイトはWeb事業の顔。大事ですね!)
数ヶ月もたたないうちに私だけでは手が回らなくなり、
信頼できて講師経験も豊富な友人達に講師をお願いすることにしました。
それでもコロナ第2波の影響もあり、オンライン授業のお問い合わせは止まず。
すべての講師の授業が満席になって、募集をストップして現在に至ります。
・・・さて、困った。
解決案① 授業料をあげる
経済の学習を少しでもしたことがある人は「需要・供給曲線」をご存知かと思います。

これに従うと、供給(オトモの授業可能枠)より、需要(授業を受けたい生徒さんの数)のほうが多いのであれば、
供給する側の価格(授業料)を上げればよい、ということになります。
確かに、この考えは筋が通っていると思います。
だけれど、私たちの商品は「教育」。
教育を高額サービスとして売ることは、
質の高い(自分で言うな)教育をお金のある家の子どもの特権にすることにより
教育格差拡大の片棒をかつぐことにもなりかねません。
なんだか、嫌だな・・・というのが今の私の考えです。
どうせならば、より多くの子どもが良い教育を受けられるような社会になってほしい。
だからこそ、授業料はむやみに上げたくない。
では、どうすれば?
解決案② 講師を増やす
授業単価を上げたくはないが、需要と供給をマッチさせたい。
そのためには、供給量を増やす、つまり講師を新たに採用するという方向に動かねばならないというのが、私の今の考えです。
しかし、オンライン教室で講師を増やすには特有の問題があります。
信頼関係構築の難しさです。
実際に会って面接をしたり、教え方のアドバイスをしたりすることはできない。
空間を共有できないオンラインでのやりとりだけで、
はたして
生徒を任せられるだけの信頼が作れるのか。やや不安が残ります。
どうしたら、オンラインでも信頼を作れるか
不安があるからと言って
立ち止まり続けるわけにもいかないので
オンライン上で講師を採用し、信頼関係を構築するために、
ひとまず、以下の3つを進めていきたいと考えています。
・教材のブラッシュアップ
国語の授業を楽しんでもらうために重要なことの比率は、
教材:解説=7:3くらいだと私は思っています。
・読解問題は、面白い文章を題材とし、着眼点の優れた問いを立てること
・作文問題は、表現力をかき立てるような課題を作ること
・誰にでも使いやすいフォーマットであること
が、新しい講師にも良い授業をしてもらうために必須であると感じています。
幸い、オンライン教材はいつでも編集が可能。
すでに作成済みのものも、改訂を繰り返しながら準備を進めていきたいです。
・研修
東京で国語教室をしていた時は、大きな1教室をみんなでシェアして使っていたので、
講師同士が「背中を見て学ぶ」こともできたし、
生徒さんと講師の様子を見ながら、わたしからひとりひとりに声がけをすることもできました。
オンライン教室でそのようなことはできないので、
各講師が授業のフィードバックを受けられるようにするには、研修の時間を定期的に設ける必要があります。
Zoomで模擬授業をしてもらったり、実際に生徒が書いた答案や作文を添削をしてもらったりするなどして
コミュニケーションをとりながら、成長も促せる仕組みを作っていきたいです。
実際に生徒さんを担当してもらってからは、
私が定期的に他の講師のミーティングルームに様子を見にいく(もしくは、見てもらう)のも良いなと考えています。
生徒と全く同じ視点で授業の様子を見ることができるのはオンラインならではなので、
授業の質向上にもつなげていけるのではないかと期待しています。
(自分の授業を人に見られるのって、緊張しますけどね)
・採用基準を定める
オンラインで講師を募集するということは、誰でも応募ができることになってしまいます。
そうなると面接だけでも大変そうなので・・・どこまで門戸を広げるのか、これも悩みどころです。
たとえば、学歴。
今、在籍している講師は私も含めみんな東大卒。
受験対策や学校の成績を上げる目的で受講する生徒さんも多いため、
東大生、東大卒で講師の学歴を揃えてブランド化していくのもアリという気がします。
私は東京にいた時、講師が東大生ばかりの個別指導塾も運営していたのですが、
たしかに東大生は知識が豊富であることはもちろん、学習法へのこだわりがある人が多くて、頼りがいがありました。
全員同じ学歴だと、サイトに統一感が出るのも良いなと思います。
しかし、東大に行くまでは野良のような生活をしていた私が作った教室。
どうせならば、受験や定期テストの対策に特化した塾とはちがう路線で、
もっと生きることの根本となるような学びを提供する場にしていきたいという気もします。
そのため、東大生でなくても勉強や作文、読書、言葉へのこだわりを持っている人
学歴問わず、熱意と誠意がある人に任せていけるようになればいいな、と今は考えています。
かといって、もちろん誰でもいいというわけにはいかないので
人の見極めを、できるようにならなければと、感じています。
また、社会人が「副業」として始めやすいのもオンライン指導の強みなので、
国語教育に熱意のある社会人講師を探していくのも良いなと考えています。
会社員、主婦、自営業など、自身のフィールドで活躍している人が週に1度でも国語の講師となってくれれば、
何人も同時に生徒を抱えているような講師にはない親密さでの、熱心な指導も期待できるのではないかと考えています。
おわりに
今日はオトモの事業計画について、今考えていることをまとめました!
「生徒募集一時休止」の現状を打破すべく、理想を追求すべく
粛々と準備を進めてまいります。
7月頃には新たなご報告ができるよう
オトモのかたちを探っていきますので、
新規生徒募集まで、しばらくお待ち下さいm(_ _)m
では\(^o^)/